モダンジャズ読本

お客様よりスイングジャーナルモダンジャズ読本を寄贈いただきましたので紹介いたします。店内でお手にとって頂けます。
今回、寄贈いただいたのは下記のとおり。
 1970
 1975
 1976
 1980
 1986 ”モダン”無しの”ジャズ読本” 表紙もサッチモ

その分厚さと(1980年版で564ページ)、活字の多さ(字が小さくて老眼には辛い)に圧倒されます。記事の内容は私もまだちゃんと読んでおりませんのでコメントはひかえます。が、やはり、ジャズという音楽にパワーがあったのだということを改めて感じます。

それと、オーディオの広告が多いこと。ジャズファンのみなさんは好きな音楽を良い音で聞きたいと渇望していたわけですね。で、良い音で聞かせてくれるジャズ喫茶がぴかぴかに輝いていた時代でもありました。

また、雑誌があやしい魅力を放っていた時代ともいえます。本屋では平積みされたあらゆるジャンルの雑誌たちが「おいそこの小僧、オレを買え」と叫んでおりました。ついつい手にとりいつの間にか支払いを済ませている自分。みなさんギターも弾かないのに「ヤングギター」とか買ったり、免許もないのに自動車雑誌を買ったり、映画も見ないのに「スクリーン」や「ロードショー」を買ったりしてましたよね。で、還暦も近くなってふっと思い出すわけです。メリッサ・スー・アンダーソンって誰?なぜおれはこんな名前を知っているのだ、とか。

こういう役に立たない記憶の残渣が人生を豊かにするのです。

  

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